日常のさまざまなシーンでオンライン化が進む中、ウエディングにもその波は届き始めているようです。最近は郵送する“紙の招待状”の代わりにオンラインで送る花嫁さんも増えています。今回は、先輩花嫁の体験談を基に、“オンライン招待状 ”ならではの注意したいポイントやHow toをご紹介します。[1]「誰に使う?」対象選びのpointWEB慣れした同世代ゲストにおすすめ!紙の招待状と送り分けする人も“オンライン招待状 ”とは、結婚式の招待専用のWEB ページのURLやQRコードを、メールやSNS でゲストに送り、オンライン上で参加の可否を回答してもらうシステム。ゲストは郵送による返信の手間を省くことができ、ふたりはゲストのリストアップやご祝儀を集めるなどの便利な機能によって準備の負担を軽減できるのが魅力です。まず考えたいのは、「誰に使うか」です。安心なのは、友人や職場の同僚といったWEB慣れした同世代のゲスト。上司などの目上のゲストやデジタルに慣れていない年配ゲストには、紙の招待状を用意して、送り分けするのもおすすめです。また、案内は紙の招待状で送り、そこにQRコードやURLを記載して、ゲストにはWEBで返信してもらうハイブリッドな方法も。紙で送る丁寧さと返信しやすさ、両方のいいとこどりができるスタイルです。プライベートの友人にのみ、オンライン招待状を送りました。気心知れた仲ならオンライン上のやりとりでも印象は悪くないし、若い人はWEBの方が手間を省け、スケジュール管理もしやすいと思いました。(26歳・女性)連絡先が分からない親族1人とネットが使えない叔母には紙の招待状を送り、残りはオンライン招待状に。今の時代ならWEB上のやりとりでも失礼ではないと思いました。(33歳・女性)[2]「どう作る?」作成時のpointフォーマットに沿って作成。自分らしさや抜け漏れにも配慮して「ゼクシィオンライン招待状」での招待状作成は、次のようなステップを踏みます。STEP1/サイトにアクセスし、アカウントと結婚式の情報を登録するSTEP2/デザインを選ぶSTEP3/必要な項目を入力する ※項目:案内文、開催日時、会場情報などSTEP4/ゲストの回答項目を設定する ※項目:名前、住所、出欠、アレルギー情報などSTEP5/オンラインのご祝儀受付の利用を設定するSTEP6/メールやSNSなどで招待状のURLをゲストに送る構成内容は、基本は紙の招待状と同じです。フォーマットに必要事項を記入していけばOKですが、注意したい点がいくつかあります。WEB上での入力は誤字脱字に気付きにくいもの。ゲストに残念な印象を与えないため細心の注意を払いましょう。プランナーなど第三者の視点でもチェックしたり、印刷して見直してみたりすると安心です。URLのミスは1文字だけでもアクセスできなくなるので、自分で動作確認をすることも忘れずに。案内文のテンプレートも用意されていますが、ふたりらしさが感じられる文章なら、ゲストに喜ばれるはず。自分たちならではの言葉や表現を工夫してみましょう。ゲストは招待状を頼りに結婚式に参列してくれます。案内文のほか、「開催日時」「場所」「返信期日」などの抜け漏れに気を付けて、見つけやすく、分かりやすいように記載しましょう。敬語の使い方や文章の構成などは間違いやすいので、プランナーさんに必ずチェックしてもらった方が良いと思います。(35歳・女性)自分たちの結婚式について、みんなが最初に見てくれるものなので、自分たちらしいデザインを選んだり、写真も追加したりして、こだわった方が良いと思います。(23歳・女性)[3]「何で、いつ送る?」送付のpoint届いたことを見逃されないような手段とタイミングを見極めて<ツールは何で?>まず、送付の方法は、メールやLINEのチャット、TwitterやInstagram のDMなど、URLを送ることができれば、どの方法を利用してもOKです。実際はLINEを利用する人が多いようですが、友人や仲間のグループLINEにまとめて送ってしまうと、他の情報に埋もれる可能性があるため、個別に送るのが良いという声が多く見受けられました。<タイミングはいつ?>ゲストが無理なく参列を検討できる時間が取れるよう、余裕を持って声を掛けたいもの。紙の招待状は2~3カ月前に発送しますが、オンラインでも同じくらいを目安にしましょう。また、特にメールの場合は「届いた」「届いていない」「見ていない」といったことも起こり得るので、週末の昼など、比較的チェックしてもらえそうな時間帯に送るのもポイントです。深夜や早朝に送って通知音で起こしてしまうといったことがないように、失礼のないタイミングを心掛けましょう。SNSでお知らせするので問題ないと思いますが、個人宛てに送った方が良いと思います。平日の18時以降や土日の方が、すぐに気付いてくれる人が多いです。(27歳・女性)グループLINEだと回答率が下がってしまったので、個別に送った方が良いと思います。リマインドの連絡を2回程度入れることを想定して、早めに連絡しました。(26際・女性)[4]「回答がない場合は?」送付後のpointリマインドは、相手を気遣う言葉とともに丁寧に最初に送ったメールやSNSの文面に期日を書いたとしても、なかなか返信がこないゲストもいるかもしれません。その場合は、リマインドで回答のお願いを連絡することになりますが、いかにも催促しているような表現にならないよう、注意が必要です。例えば、「先日ご案内させていただいた結婚式の件ですが、出欠のご回答は●日までに頂けますと幸いです。ご多用のところ恐れ入りますが、お手隙の際にご確認くださいませ」といったお願いの後に、「不安なことがあればおっしゃってくださいね」などと、相手を気遣うメッセージも添えるようにしましょう。